近世移行期における浅間根腰三宿の移動-あわせて3D地図の有用性を検証する- その一 軽井沢宿、 その二 沓掛宿・追分宿

icon_1r_48 近世移行期における浅間根腰三宿の移動

これまでも軽井沢地方の各宿場は、元々は別の場所にあり、火災や洪水などの災害により今日の場所に移ってきたといわれてきました。しかしいずれも確かな資料がなく本当かどうかもわかりませんでした。本論文では、過去の地形を復元し、それらの伝承がほぼ正しいことを裏付けるとともに、場所が移動した時期はいずれも近世移行期、つまり戦国・安土桃山時代から江戸時代に移るころであり、宿場の立地が防衛よりも民生により配慮できるようになったためと結論付けています。

本論文は二つの論文ですが、PDFでは一つにまとめています。