浅間山天明大噴火による火砕流は、長野県側集落に肉薄しなかったのか -地元民からの問題提起-

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天明大噴火の際、浅間山の南斜面には顕著な噴出物は堆積しなかったとされています。先の論文、「濁川源泉部を埋没させた浅間山天明噴火物の正体」では、それを疑わせる古文書を吟味し、充分に信頼できること、そして南斜面にも火砕流が流れた可能性のあることを主張しました。

本論文は、地形、地質の観点から南斜面に火砕流が流れた可能性について検討しました。