リゾート地 軽井沢の風土

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雑誌「地理」Vol.56、1,2,3月号、2011、掲載

別荘地・軽井沢の発展に様々な人々の努力が与っているのは事実でしょう。しかし人間の力は所詮はかぼそいもの。今日の軽井沢をもたらした第一のものは、その恵まれた立地であったことは確実です。しかしながら、これについて詳しく論じられたことはあまりありませんでした。「リゾート地 軽井沢の風土」はこの立地特性に焦点を当てたシリーズです。

1月号は、軽井沢高原がどのようにして成立したのか、関東近縁の高原に比べて、非常に広い空間を占めていることを明らかにしています。
2月号は、軽井沢の立地や、特有の地形が交通の要衝となったことを示しています。
3月号は、標高の高さと水系の未発達が農業に適さない湿地を生み、それが軽井沢をリゾートに必要な、日本人にとって非日常的な空間を形成したことを論じています。